不動産業界がレンタルルームへと移行する理由

ここ最近になって東京ではレンタルルームが増えてきています。オフィスビルの一部、あるいは全てをレンタルルームとして貸し出し、賃料を得るという方法がとられるようになってきたのです。不動産業界全体でこのような変化が起きている理由は、今までオフィスを借りるための賃料が高すぎたことが影響していると考えられます。例えば、東京でオフィスを持とうと思った場合、スケルトンの状態で借りる事が多いです。ですから、フロアや間仕切りなどを工事しなければなりませんし、備品や什器を購入しなければなりません。電話やインターネット回線などの回線業者との契約も独自にしなければなりませんし、配線工事も必要となります。このような費用がかかる上に、保証金として半年分から1年分の賃料を先に預けておかなければならないケースも多いのです。そうなると、初期費用は非常に高くなってしまいます。最近では自宅で起業する人も増えてきていて、大きなスペースを必要とせずに会社設立をする人も多くなっていると言えるでしょう。そのために。オフィスの需要は減少傾向なのです。経済学の基礎分野で習うように、需要が減れば当然のことながら価格は安くなります。これが業界全体に起こっていると考えると分かりやすいです。従来の高いコストでオフィスを持つことができるのは、限られた一部の大企業だけですから、一等地ではない立地のビルは、そのままではテナントが見つからないといったことになってしまっているのです。レンタルルームは、長期的に見れば割高なのですが、初期費用が安いですから、これから起業しようと考えている人は人気がありますし、また自宅で仕事ができても、セカンドスペースとして事務所が欲しいという人にも人気があります。このような需要を見込んで業界が動いていると言えるでしょう。しかし、レンタルスペースで借りることのできるスペースは限られていますから、広いスペースが必要になったときに困ると考える人もいるでしょう。このような場合、貸し会議室を利用するのはよい方法です。会議室を数日間借りたり、あるいは数時間だけ借りたりできるサービスもありますから、これらを活用していけば、スペースの問題は解決されます。レンタルルームを提供することで小規模な会社や個人事業主のニーズを満たすことができますから、入居者が見つからずに困っているオーナーにとってもメリットはあります。このようなことから、業界全体として増えてきていると言えるでしょう。